電子スピン共鳴装置

常磁性分子と電子スピン共鳴装置(日木電子製 JES-FA200S)

 電子スピン共鳴装置(Electron Spin Resonance)は不対電子の磁気モーメントを観測対象にする磁気共鳴分光装置です。ESRは素材のミクロな電子状態について情報を与える有力な装置として,また,生体内の活性酸素ラジカルや一酸化窒素関連物賀を検出できる強力な分析手段として注目されています。ESRの特徴は,①非破壊測定法である。②固体,液体,気体等,物質の全ての状態で測定可能である。③ 2Kから500Kの広い温度領域で測定可能である。④常磁性物質を選択的に検出する,等が挙げられます。総合科学研究支援センター城北ステーションのESR装置には,広範な測定対象のために、X-band (9 GHz), Q-band (30 GHz)の測定モジュールがあり、温度可変装置,紫外線照射装置,液体窒素温度測定用デュワー,電解ESRセル及び水溶液扇平セルなどの付属品が利用できます。また、パルスレーザーとの組み合わせで時間分解ESR測定が可能です。

 

ELECTRON SPIN RESONANCEESRSPECTROMETER

This ESR system has been well established as a powerful tool to obtain information on the electronic and molecular structures,and also on the chemical reactivity of several paramagnetic substances, such as organic free-radicals, active oxygen species.

 

esr

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